『方舟』の作者である詩人:大岡 信(1931~2017)は三島市出身であることは皆さんもうご存じだと思いますが、奥様はご存命で、団長の若尾さんと佐藤みどりさんがご挨拶に裾野市のご自宅に伺ったところ、奥様のかね子さんがあたたかく迎えてくださいました。
その時の写真を何枚かいただきましたので、皆さんにもご紹介します。
以下 ↓ 佐藤みどりさんより。
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今回、大岡 信詩の『方舟』を歌うにあたり、三島市出身の詩人、大岡信の奥様を訪ねてまいりました。5月31日㈮午後のことです。裾野市千福が丘の閑静な住宅地にお住まいでした。奥様のかね子さん(写真)は、現在94才ですが、とてもお元気で綺麗な方で、杖も使わず普通に歩いていらっしゃいます。
信様と、かね子さんは高校時代に知り合い、28歳で結婚されたそうです。
なんでも信様は、19才の時に方舟を書いて、その中の木馬は、かね子さんにプレゼントしたものなのだとか。(「やさしい人よ~」は、かね子さんの事です!)
「私達混声みしまが定期演奏会で『方舟』を歌いますので、是非、聴きにいらして下さい」と申し上げましたら、「喜んで伺います」と即答して下さいました。演奏会当日は、お手伝いさんの榊󠄀さんと一緒にきていただけます。
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詩人:大岡信の奥様に演奏会に来ていただけるのは本当に光栄ですね。皆さん頑張りましょう!
〈6月12日練習曲〉
1.アンコール「永遠の花」(暗譜稽古)
☆アンコールなので、暗譜です。この曲はジョン・ラターが、東日本大震災で亡くなられた方々を思い、哀悼の意味を込めて作曲しました。もう逢えない懐かしい人の笑顔を思い出しながら歌うとこの曲にふさわしい音色が得られるのではないでしょうか?
・歌い始めは、pピアノ。以後のダイナミックは楽譜の指示に忠実に従うこと。(p、mp、ppが多い)
・ピアノで歌うと言葉が埋もれがちです。子音を立てて意味(内容)を伝えましょう。
・27小節男声は3拍裏の「を」を無くして「みねをたにまに」⇒「みね~たにまを」としました。
2.A Little Jazz MassよりSanctus、Benedictus、Agnus Dei(音確認)
☆Sanctus
・ダイナミックはp→mf→f→p→ppと、ほとんどがpです。注意しないとすぐ音が大きくなってしまいます。
☆Benedictus
・オフビートを意識して軽くラフな感じで歌います。
・177小節のSop、ラフすぎて音程が低めなので注意!
・191小節Bassが加わるところからダイナミックは f→cresc.→ffとなっていきます。曲の終わりのフェルマータはffのままです。
☆Agnus Dei
・最初のSopはmp、音程が低くなりがち。注意!
・211小節の4声のハーモニーも最初はmp。
・八分音符、三連符の歌い分けを確実に。
3.木下牧子/混声合唱組曲『方舟』4曲の部分練習と通し稽古
☆本日の練習も、部分練習をしてから全曲を通しました。録音しましたので、次回問題の点を部分練習した後、また全曲通します。
[次回練習予定曲] 2024.6.26 18:30~20:45(三島市民生涯学習センター3階講義室)
①第3部昭和歌謡のステージ通し稽古
②アンコール「永遠の花」(暗譜稽古)
③木下牧子/混声合唱組曲『方舟』4曲の部分練習と通し稽古