写真は、練習を始めた混声合唱組曲「方舟」の詩人、大岡信(1931~2017)さんです。静岡県田方郡三島町(現・三島市)生まれ。旧制静岡県立沼津中学校(現・静岡県立沼津東高等学校)を経て第一高等学校 (旧制)、東京大学文学部国文科卒業。
詩人として活躍しましたが、クラシック音楽界とも関わりの深かった方です。
(クラシック音楽界との略歴)
・1962年10月、詩「環礁」による武満徹作曲「ソプラノとオーケストラのための『環礁』」
・1964年一柳慧作曲、大岡信構成「暗黒への招待」をNHK第二より放送。
・1980年12月、木下牧子作曲の合唱曲『方舟』、
・1988年4月東京芸術大学教授に就任。6月、大岡信翻案のオルフ作カンタータ「カルミナ・ブラーナ」を小澤征爾指揮新日本フィルが演奏。同月、一柳慧作曲「交響曲ベルリン連詩」をサントリー・ホールにて初演。
・1991年3月国立劇場特別企画による間宮芳生作曲「飛倉戯画巻 命運の絆」の台本を担当。
・2002年6月野平一平作曲「大岡信の二つの詩、混声合唱とピアノのための」刊行。同月、NHK学校音楽コンクール課題曲・女声合唱木下牧子作曲「なぎさの地球」発表。
・2005年3月、一柳慧作曲、合唱とピアノのための舞台作品「水炎伝説」が東京文化会館において東京混声合唱団により初演
・2015年(平成27年)3月、全音楽譜出版社より鈴木輝昭作曲『地上楽園の午後 混声合唱とピアノのための』刊行。
すぐれた詩人、大岡さんが三島出身であること、そしてその地元の合唱団である混声みしまが、組曲『方舟』に取り組むのは、まさに運命の出会い!三島の風土そのものの大岡さんの詩を、みずみずしく歌いあげるに最もふさわしい合唱団ではないだろうかと勝手に思っています。
〈練習曲〉
◆第54回三島市民合唱祭曲
1.J.S.バッハ / Jesu meine Freide BWV277 No.1
2.B.チルコット「故郷」より ”おぼろ月夜”
3.首藤健太郎 / ありがとう
3曲順番に練習しました。定期演奏会で演奏した曲でもあるので、だいぶ慣れているのですが、より良い演奏をしたいと思っています。音程、音色等にもっと磨きをかけましょう。よろしくお願いします。
◆新曲
4.木下牧子 / 混声合唱組曲「方舟」Ⅱ.木馬
p23の上段までは何とか音が取れるのですが、p23の下段からp25の上段2小節が全然なので、次回はこの部分を集中的にやります。音取りをしてきてください。
※第5回定期演奏会の感想集を募集しています。(まだ2件しかない!)自分が歌った時の思い、また、聴きに来てくれた友達の感想など、何でも構いませんのでこのアドレス→musa68.g@gmail.comにメールで直接お送りください。掲載させていただきます。匿名希望の方は「匿名希望」とお書きください。
[次回練習曲予定2022.8.10 18:30~20:45 三島市民生涯学習センター3階講義室]
1.第54回三島市民合唱祭曲3曲
2.木下牧子 / 混声合唱組曲「方舟」Ⅱ.木馬(音取り)
3.ラター / I will sing with the spirit