混声みしまの皆さん、2022年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
激動の2021年でしたが、今年はパンデミックがおさまり、平穏な1年となりますように。そして、皆さんおひとりおひとりに幸せが訪れますよう祈ります。(写真は静岡新聞のヘリから写した今年の初日の出〉
さて、今年は1月12日から練習が始まります。
昨年最後(12/22)の練習ノートです。
〈練習曲〉
1.Bach/BWV227 Jesu meine Freude No.1
2022年5月14日に小屋敷真60th記念コンサートが海老名市文化会館で予定されています。混声みしまの曲は、BachモテットのNo.1とNo.6、ボブチルコットの「村祭」「紅葉」、首藤健太郎/ありがとうの5曲です。持ち時間は15分です。今日は予定を変更して、No.1をやってみました。この曲は皆さんも自信あるようで、安心して聴けますね。1小節~2小節でTenが過剰な跳躍進行をして喜びを表していますが、Bassの安定した下行上行がキリストに裏付けられた平安を表現しています。13小節から短調から長調に変わります。そのための準備が13小節の1~2拍です。長調が確立するのは3拍目のLamm(小羊)です。神の小羊(キリスト)が人類の罪のために犠牲になられたが、来るべき天国では人類が、花婿キリストの花嫁になるような親密なものになるという意味があります。18小節ではTenの「ララシ~」の跳躍進行が、Liebers(愛する人)という言葉を際立たせています。
2.Bach/BWV227 Jesu meine Freude No.2
久しぶりに復習してみました。前半の山ともいえる長い曲です。皆さん見事に忘れていましたね(爆)
この曲は、23~25小節・29~31小節などで、「罪に定められることが無い」の「無い」に当たるnichtsという言葉の後に、2拍の休符を置くことによって全くの否定を表現しています。nichtsはバッハ自身によってp、fのダイナミックが付けられています。
23~24小節、31~32小節の男声のVerdammliches(死の宣告)という言葉に向かっての下行進行は、罪に落ちていく様を表しています。また、全パートが付点二分音符で引き延ばして歌うことにより、「damm~」で、一瞬音楽の流れが止まったように聞こえますが、まるで罪の虚ろさを表現しているかのようです。
36~55小節、84~103小節ではwandeln(歩く)という言葉が異常に長く引き伸ばされて様々な音程で歌われます。これは肉によってあてもなく動き回る人々の様子を表しています。しかし最後に全員が声をそろえてsondern nach dem Geist.(そうではなく霊によって生きる)と、力強い協和音が響きます。この対比は見事ですよね。
3.Bach/BWV227 Jesu meine Freude No.6、No.7、No.9(新曲)
60th演奏予定のNo.6とNo.7の復習、さらに新曲No.9をやってみました。流して練習しただけでした。今年からは続けて歌う練習をしていきます。次回はNo.1~No.5まで通し練習をします。
4.ボブ・チルコット「村祭」「紅葉」
2曲の復習をしました。ハモるところで微妙な音のぶつかりがあります。早く覚えてしまいましょう。
5.首藤健太郎/ありがとう
思い出し稽古をしました。これも60thで歌おうと思っている曲です。
6.武満徹/さくら
前奏と後奏をやってみました。音がわかってハモると本当に美しいです、なんとかこの響きを再現したい。。。
[次回練習曲予定] 2022年1月12日18:30~20:45三島生涯学習センター3階講義室
①Bach/BWV227 Jesu meine Freude No.1~No.5まで通し
②ボブ・チルコット「村祭」「紅葉」思い出し稽古
③さくら 復習