2021.7.28 練習ノート

 混声合唱団みしまの皆さん、こんにちは。この度、練習ノートのホームページを立ち上げました。これまでは練習メモとして毎回、皆さんのスマホやパソコンのメールにダイレクトに送られていましたが、これからは、このホームページの「練習ノート」で、好きな時間に練習の内容を確認することができます。もしホームページが見れないという方はお申し出下さい。その方には今まで通りメールで配信いたします。

 この練習ノートはずっと残っていくので、過去の練習記録も見ることができます。練習ノートは公開です。一般の方にも練習ノートを見てもらい、混声みしまに興味を持ってもらえたらという期待を持っています。

 

コロナウィルス感染拡大のため会場が使えなくなり、8月の2回の練習が中止となりました。その代わり、9/15と10/13が振替え練習日となりました。急遽会場予約に走ってくださった役員さんに感謝です。10月31日の三島市民芸術祭に向けての追い込みなので、皆さん予定に入れておいてください。

 

7月28日の練習メモです。

〈練習曲〉

①三島市民芸術祭 (10/31)の練習

 ・バッハ / Jesu, meine Freude 第6曲(245小節~終わりまで)

 まず、第6曲の245小節のAdagioから最後276小節まで練習しました。Geistは「ガェスト(ゥ)」、seidは「ザェト

(ウ)」、seinは「ザェン」と発音します。4拍子は(強-弱-中-弱)ですが、タイによって1拍目や3拍目が前にずれている箇所が各パートあちこちにありますので、見逃さないようチェックしておいてください。強拍はどのように歌うかはもうわかりますね?叩くのではなく、前に進もうとする推進力です。

 Adagioを練習した後、遅いテンポで最初(210小節)から通してみました。各パート、強拍の場所がしっかり分かっているところと、あいまいな場所がまだあります。言葉も(特に子音ですが)言えてるところとそうでないところと。でも言えてるところはかなり良く聞こえているのでもう一息といったところ!遅いテンポでしたが、縦が合っているところは素晴らしかったです。

 

・良寛相聞より「君や忘る道」

 「あなたは私の庵への道をお忘れでしょうか?草が生い茂って道が隠れてしまったのでしょうか?あなたはこの道を忘れてしまったのでしょうか?待てど暮らせど、あなたは訪ねて来ない。またおいでください。こんな粗末な庵ですが、お厭(いや)でなければ、つゆに濡れたすすき野原をかきわけて、またおいでください。」

 和歌に込められた奥深い愛。。。1827年江戸時代後期、70代の良寛が30代の貞心尼に送った和歌のラブレターです。日本的な風情に満ちた風景が広がる中、衣とすすきの音づれする音とともに貞心尼が訪れるのを良寛は待ちわびているのです。(音づれ=訪れ)

 録音を聴くとテンポは楽譜通りですが、ちょっとおとなしい感じがします。良寛の情感をもっと表現できるといいと思いました。和歌を大切にした旋律と和音を味わいながら歌いましょう。

 

・首藤健太郎 / ありがとう

 去る86日、日本合唱協会第33回定期(豊洲シビックセンターホール)に行ってきました。作曲の首藤さんに会ってきました。首藤さんは、日唱の委嘱作品「君が代幻想曲」の初演とキラキラ星世界旅行(編曲)の初演にゲストとして呼ばれていたのです。アンコールはなんと「ありがとう」でした。やはり私には今やっている「ありがとう」が一番の名曲に聞こえました。

 この曲はやればやるほど難しくなる曲ですが、それだけにやりがいのある曲でもあります。首藤さんにそのことを告げると「そうゆう風に言っていただけると嬉しいです。いつか混声みしまを聴きに行きたいです。」とのお返事でした。

 

②バッハ / Jesu, meine Freude 第5曲

 復習をしました。何度もやっているので音は慣れてきているのですが、6番より子音が聞こえてこないです。子音をはっきり発音することによってこの曲の激しさと厳しさが増すと思います。

 

③武満 徹「さくら」

 久しぶりに取り上げてみましたが、やはり前奏で引っ掛かってしまいますね。1度本番をやった曲なので、思い出すのにそんなに時間はかからないと思っています。次回もう一度やります。

 

[次回練習曲予定]  2021年10月6日 18:3020:45  三島市民生涯学習センター3階講義室

Bach / BWV227  Jesu, meine Freude 第6

良寛相聞「相聞Ⅱ/夢の世に」

首藤健太郎 /「ありがとう」

Bach / BWV227  Jesu, meine Freude4曲(ソロ曲:女声のみ)

③武満徹「さくら」思い出し稽古

④少年時代